アイアン・バールとは?

「全てのオフローダーに冒険を」と考えるアイアン・バールでは、自由に走れる場所が無い、と嘆く日本国内のオフローダー仲間に、4WDへの「夢」や「希望」を失わずに頂く為に、以下の様な運営を念頭に置いて活動計画を組み立てています。
まず、オフロードエリアを舞台とした「技術選」と「カップ戦」という競技会形式の冒険オフローディングのシュミレーションを開催し、自身の客観的なオフローディング能力の水準を確認できる機会を提供します。
次に、一定以上の水準に有るオフローダーの中から「4WD」「電気自動車」「自然エネルギー」をコンセプトとする4WDでの冒険活動ZEVEXへの希望者を募り、諸般の条件が合致する場合には活動に迎え入れます。
ZEVEXでは自然にローインパクトな4X4での冒険をテーマにしていますので、その活動を通じて、オフロードコースという狭い「箱庭」では経験不可能な、緊張感とチャレンジ精神に満ちた4WDの冒険へ参加可能なチャンスを提供します。
確認しておいて頂きたいのは、上記は全て利潤を目的とした活動ではありませんので、アイアン・バールに「お客様」は要りません。
4WDによるクロカン、オフローディングに「志」を持ち、自分だけでなく仲間と共にその「志」を繋ごうという意思の有る方だけに御参加頂ければと思います。

運営

設立後暫くは、各地の参加者からの意見を運営に反映させる目的で、主要な地区代表としての性格を持った代表から成る「常任委員会」が実務的な運営の決定に当たっていた。
けれども、設立から10年以上の時間を経て、メールやインターネットの発達のおかげで、設立当時は不可能だった参加者からの直接的な意見の収集が極めて容易になったので、「常任委員会」はその使命を終えたとの委員全員の合意に達して解散し、IBC-MLというメーリングリストを運営の中心に据えることとした。
MLへの参加資格は、「選手側」と「運営側」で、それぞれ1回以上の参加経験が有り、且つアイアン・バールの運営に情熱を持てる事、である。
競技の成績は検討の対象とはならない。

アイアン・バール4X4クロスカントリー技術選手権(略称:技術選)

「ひっぱり系」の普及と、4X4クロスカントリーが新たなスポーツとして社会的に認知されることを目的に、日曜日一日だけで参加可能なイベントとして開催している。
第三回大会より東西に別れて予選会を実施し、上位チームのみで決勝戦を戦うシステムに運営を拡大している。(1台2人1組のチーム戦)
評価にアイアン・バールオリジナル相対評価制陪審制を導入し、「"事前に"確定した”明確”かつ”客観的”な規則に基づき、”公平”にジャッジされる」競技を目指している。

<相対評価制とは>
1位6ポイント2位5ポイントとなる他は、全完走チームの平均タイムを基準として、それより早ければ3ポイント遅ければ0ポイントとなる。
また、完走チームの中で一番遅かったチームには2ポイントの減点が課され、DNFは7ポイントの減点となる。
この採点方法を採用することにより、10秒20秒の差はほぼ同ポイントになるので、参加選手が極端に時間を気にすることがなくなり、ジャッジの負担が軽減する。
<陪審制とは>
競技の運営について選手からなんらかの抗議が申し立てられ、相当の時間の話し合いを経ても解決を見ない場合は、抗議を申し立てたチームを除く他のすべての選手の中から抽選で選ばれた3人の審査員で構成される「審査委員会」を設置する。
審査委員会は「抗議を申し立てたチーム」「当該セクションのジャッジ」「運営本部」の三者の抗弁を聞く義務を負う。
審査委員会の評決は全員の一致でなければならず、一致に至らない場合は「評価不可能」を宣言して解散し、改めて抽選を行う。
審査委員会の評決は最終的なものであり、これによって競技結果は確定する。

レギュレーション(WORD) レギュレーション(PDF)
作業安全基準(WORD) 作業安全基準(PDF)

アイアン・バール・カップ(略称:カップ戦)

1992年に準備を開始し、93年夏に第1回大会が開催された、アイアン・バールのメイン競技会。
数年に1度、忘れた頃に開催される。
ドライビングやウインチングに関する能力だけでなく、メカの知識や体力果てはサバイバル技術まで、オフロードコースという限られた広さのエリアの中で、可能な限り「現実の4WDアドベンチャー」を再現したシュミレーションの展開を目指す。
言わば、オフローダーとしての総合能力を問われる競技会だ。

サハリンチャレンジ

経済的な面からも時間的な面からも、ごく平均的なサラリーマンオフローダーでも手が届く「4WD冒険」のフィールドとして、アイアン・バールではZEVEXの活動に付随して、ロシア・サハリン(樺太)州に人的・物的なパイプを構築して来ました。
そして「冒険水準のオフローディング」の前段階として、04年8月と05年7月に有志の仲間と4WDサハリンチャレンジを実行しました。
くわしくはコチラ

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