電気自動車で日本縦断へ 電源は家庭用、宗谷岬出発 京都の環境グループ(05/10
09:44)
出発地の宗谷岬で、手作り電気自動車をチェックする鈴木代表 |
【稚内】自動車環境問題を考えるグループ「ZEVEX(ゼベックス)」(京都、鈴木一史代表)のメンバーが九日、家庭用電源からの充電で走行できる電気自動車「プラグインハイブリッド車」で日本縦断の旅に向け、稚内市の宗谷岬を出発した。電気自動車を見てもらうことで、地球環境問題に目を向けてもらうのが狙いだ。
ZEVEXは一九九九年に発足し、メンバーは道内在住者を含む約百人。二○○五年には風力や太陽光で充電する電気自動車を使い、氷結した間宮海峡横断の旅などに挑戦した。
今回の電気自動車は、ガソリン車に発電機と充電器を塔載。家庭用電源からの約四時間の充電で約二十五キロ走行。平均時速は約六十キロといい、走行距離によってはガソリンと電気を併用する。
道内は、深川や札幌を通り十四日に函館に到着する予定。その後は仙台や東京などを経由し、来年春に鹿児島県の佐多岬への到達を目指している。自営業の鈴木代表(42)は「地球温暖化を止めるためにも、少しでも電気自動車への関心が高まればうれしい」と話している。