電気自動車で日本縦断スタート
(07/30
09:52)
午前8時すぎ、ほとんど音を出さずに青森港を出発する電気自動車 |
自動車環境問題を考える市民グループ「ZEVEX(ゼベックス)」(京都)が二十九日、
家庭のコンセントから充電できる電気自動車「プラグインハイブリッド車」で青森港フェリーターミナルを出発、日本縦断キャラバン・東北ステージをスタートさせた。地球温暖化対策が急務となる中、電気自動車の有効性をアピールしながら、車社会の未来や、車と環境との関係などについて考えるよう呼び掛ける。
グループは一九九九年に結成された。会員は北海道から広島まで約百人だが、青森県在住者はいない。プラグインハイブリッド車は、充電器と発電機を搭載しているのが特徴で、家庭コンセントで約四時間充電すると、約二十五キロ走行できる。さらに長距離を走る場合は、発電機によるエネルギーを使って走行する。
キャラバン「北海道ステージ」は五月九−十四日に行われ、稚内から函館まで六百五十八キロ余りを走破した。東北ステージは、商店などのコンセントを借りて充電しながら三十日に八戸市や三戸町を通り、八月三日に宮城県庁前のゴールを目指す。東北ステージの後はさらに本州を南下し、来年春に鹿児島県の佐多岬への到達を予定している。
(東奥日報提供)