過去の活動

2004年11月21日(日)
EV用大型リチュウムイオン充電テスト(その4)


扱いが難しい大型リチウムイオンの充電テストも回を重ね、少しずつ「勘」が育って来た。
この日はモジュール間のバランスを取る為の最後の充電と、放電テストを行う予定だった。

たまたま斉藤さんが大阪へ来ていたので、午前中に兵庫県下で待ち合わせをして、森嶋・鈴木と相乗りで姫路を目指す。
藤田さんは南ルートで大阪から単独移動だ。

この日一番のポイントは、リチウムイオンを放電させて、我々の技術水準で管理可能な電力の実際を把握し、間宮海峡横断の冒険時に、電気自動車としての駆動エネルギーと、バッテリー保温庫を暖めるシートヒーターに振り向ける電力量のバランスを検討することに有った。
...有ったのだが、そこは決して自動車メーカーの様な立派な機器が有るわけでも無く、鉛ー酸で散々辛酸を舐めた「のたうち廻る」様な経験だけがEVの水準を支えているZEVEX。

充電は上手く行ったが、放電テストの段になって若干の不具合が発生。
「虎の子」のリチュウムイオンバッテリーで無茶をすることは出来ないので、放電のデータ取りは次回活動日への宿題となった。


セル電圧を監視しながら、データロガーの記録に注目する鈴木(左)と斉藤(右)。


電気自動車用の大型リチウムイオンバッテリーを扱うのは初めて、という斉藤氏。
間宮海峡横断号「ARK-1」のベースモデルとなった1号機・EVジムニー「SJ2001」号の名義人である。


放電テストの中止が決まった直後の藤田氏。
この微笑の意味は...その場に居たメンバーだけが知っている。


活躍し損なった積算計。
...というか日程の調整が更に苦しくなって笑うしか無い鈴木。


表情が堅い森嶋君。
電気自動車の活動には関係無いが、この眼鏡は会社では不評らしい。



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