過去の活動

2005年01月20日(木)
ARK-1号コンテナ積み


長かったEV作製教室(間宮海峡アタック号作製活動)もいよいよひとつの区切りを迎える。
サハリンへ向けてコンテナ船でマシンを送り出す日を迎えたのだ。

ARK-1をトラックに積むのは造作も無いが、そりをキャラバンに積み込むのに苦労する。
分解して金属の棒を突っ込んで持てるようにはしてあるのだが、正直4人では厳しい重さである。

ところが、出発まではこれが最後の活躍の場...になるということで、僅か30秒の作業の為に、積込みの瞬間だけ岡山からの竹本さんの他、大阪から藤田さん、有給を取って織邊さんも来て下さった。
子勝ちゃんに到っては豊橋から30秒の為に300kmを走って来てくれた。
これに谷口社長と上坂さん、そして私が加わって、無事そりもキャラバンに積み込まれた。
常識では考えられないことだが、ZEVEXの活動を成立させている「当事者意識」とはまさにコレなのだ。
「誰かがやってくれるだろう」ではなくて「自分の事、だから自分が動く」のだ。
「欲」と「得」でしか動かない人々から見れば馬鹿な連中なのかも知れないが、そんな「お馬鹿」だからこそ新しい21世紀型の「くるま社会」を切り開けるのだ...と私は信じる。

骨太と言われて来た四駆界だが、今現在、こんな非合理的な活動を現実に行える集団が他に有るだろうか?
EV-4WDを叫んで10年。
1号機の作業を開始してからでも6年の歳月が流れている。
今この一瞬が歴史を作っているのかも知れない。
そんなことをふと考えたマシン船積みの1日だった。


ARK-1をトラックへ載せるには、やはりチルだ。
アイアン・バールからZEVEXへと受け継がれる「ひっぱり魂」を込めてX-13を引く。


少しでも軽くする為そりのTOPBOXは一旦外して横に置く。(左)
万一どうしようも無く雪が深い部分に出会った時の為に竹本さんが急遽作製して下さった特性ラダーそり。(右)


ARK-1をコンテナに入れるのは「人力」。
一番奥に入れて手前にそりを置く。


この日は天気は良かったが寒かった。
かなり詳細に書類を作成しておいたおかげで通関も予想よりかはサクサクと通過した。



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