過去の活動

2005年04月17日(日)
間宮海峡EV横断アタックチーム・ミーティング2


間宮海峡アタックを終え、最後までサハリンに残った鈴木の帰国からカウントしてもほぼ一ヶ月になるこの日、豊橋のいつもの会議室でアタック隊のミーティングが行われた。
当初掲げた「横断」という目的こそ達成できなかったが、集まった隊員の顔には、やはり現場へ行く前とは異なる不思議な雰囲気が見て取れた。
それは「留守番隊」として日本国内からアタック隊を支えたメンバーも同じことで、何も無い所から、仲間を作り、マシンを造り、ノウハウを学び、調査を繰り返し、資金を集め、それら全ての活動が「結果」となって現実の物語になるまでの、そのプロセスを肌で感じて知っていることが、隊員の不思議な「雰囲気」を醸し出しているのかもしれないと思った。
「額に汗して体現する」というZEVEXのテーマはそういう事なのだ。

この日は現場の報告も去ることながら、レスキューミッションの方向性についての意見交換が最重要なテーマとなった。
当然そこには現実として「資金」の問題や「人手」の問題も発生するが、やはり電気自動車に限らず、4WDの冒険活動は今後も続けて行きたい...という意思を持ったメンバーが多く、何としてでも活動を継続できる方向で進んで行く、という結論にまとまった。

日本に、否、世界中に何1000万人のオフローダーが居るのかは知らないが、ゾロゾロ四駆を連ねて進む長距離ツーリングは聞いたことが有っても、たった1台だけの「4WD」で、「電気自動車」で、増してや「自然エネルギー」しか使わない冒険水準の活動は古今東西聞いたことが無い。
極めつけは走ったのは凍った海の上で、道ですらないわけだ。
仲間達と世界の「オンリーワン」になった気分が、これほどの「至福の時間」だとは想像を遥かに超えていた。
この「至福の時間」を、今回は当事者に加われなかったZEVEXの仲間達にも是非味わってもらいたいと感じた。


いつものように西から東から、乗り合わせで豊橋に集まって来たメンバー達。
会場の段取りを取ってくれたのは、今回も子勝チャンだ。



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