過去の活動


2005年05月15日(日)
サハリン・レスキューミッション準備


7月に予定しているロシア・サハリン州ポギビ村へのARK-1回収ミッションに備えて、やれることから準備態勢を整えて行く。
村人に有料で保管を依頼しているとはいえ、カラシニコフをチラチラさせつつ、我々から100万円をボッたくって行ったバロージャみたいな奴も近くに居ることを考えれば、いくらポギビのおっちゃんが責任感が強そうな人だとはいえ、ARK-1がまともな姿で保管されていることを期待するのは厳しい。
最悪、部品とFRPでワンオフしたボディーをぶった切った状態でトラックにバラ積みして来るしかないのかもしれないし、トラックが廃道の手前までしか入れなければハイラックスでピストンして運べる部品を運ぶしか無いことになる。
中でも一番狙われ易いのは足廻りのパーツだろう。
現地では金物は貴重なので、ボルトやナットでも外して持って行くという。
そう考えるとナタも造れるリーフの鋼なんか良い狙い目だ。 リーフを持って行くなら、トレーラーベースにホーシングも持って行きそうだし、ホーシングが無ければタイヤが付かないので牽引もできない。

そんな訳で、当初ARK-1になるはずだった、上阪亭に保管されているフレームから足廻り一式を取り外して予備として持って行くことにした。
持って行くといってもサハリン内に自動車部品を持ち込むには別の手続きを必要とするので、そこは後日検討するしか無い。
とにかくやらなければならないことが山積している上に時間が無い。
議論することは後でもできるが作業はやれる時にしかやれないのだ。

この日はジムニーの作業なら"お任せ"の中野さんも豊橋から参加してくれて、一瞬で作業は終わった。
外した前後ホーシングとブレーキライン一式はプチプチシートに包んで一旦鈴木宅で保管する。
ARK-1の救出には課題が尽きない。

果たして上手く行くのか?
それは誰にもわからないし、わからなくてもやるしかないのだ。


この日の参加者は中野・コッシー・織邊・鈴木・森嶋・上阪の6名。
四駆の作業に慣れたメンバーがこれだけ揃えば、前後ホーシングの取り外しなど一瞬だ。


取り外した前後ホーシングは軽バンで鈴木宅へ運ばれる。
ハイラックスで運ぶとしても結構スペースを取りそうだ。


作業終了後には即席「間宮海峡アタック報告会」を行った。
ZEVEXのアタック隊員であるということは、全員手を伸ばせば届く所に冒険の夢がある訳で、話を聞く姿勢は皆とっても真剣だった。



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