過去の活動


2005年12月11日(日)
EVジムニーオフロードトレーニング


ともかくも、マイナス30度の間宮海峡を4WD電気自動車に自然エネルギーだけを充電して走ってみて、南極でも通用するマシン設計に必要なデータ収集には成功したが、こうなると最大の課題はそれを動かす人間の力量向上の問題だ。
四駆のオフローディングマニアが集まって立ち上げた活動だから、極限的な地形をウインチやチルホールを駆使して超えて行くノウハウには絶対的な自信がある。
...が、モーターで駆動する四輪駆動車のアクセルワークは独特だし、風車とソーラーパネルからリチウムイオンバッテリーへ充電するシステムに関しては全員が熟練している...というわけでもない。

この日はアタック隊メンバーと一般会員から希望者の一部が富士山麓の有料オフロードコース「スタックランド・ファーム」に集まって南極へ向けてのトレーニングを実行した。

朝10時、会場に集まったメンバーは2班に分かれてメニューを開始する。
A班はEVジムニーSJ2001号を使ってモーター駆動特有のオフローディングの訓練。
B班は風車とソーラーパネルからの充電システムの組み上げ練習だ。

この日は生憎「雪は舞うが風がない」...という最悪の天気。
風車は廻らずソーラーパネルも発電しない。
致し方ないので走行訓練には昼食を摂る間に100Vのコンセントから充電して午後の走行トレーニングに備える。

16時。
両班とも2つのトレーニングメニューをこなして訓練終了。
翌日仕事を控えた関西勢は急いで帰途に着く。

次回は年明けに体力増強の為のフィジカル・トレーニングでもやりたいと思う。


本来はSJ2001号を基台に設営する風車だが、この日はマシンは別班が並行して使用しているので風車用に単管で専用基台を造った。


この日は風車(ゼファー製Z-500)は2機立ち上げた。
全部で6機ある。


中央の四角い箱が大型リチウムイオンバッテリー(ENAX製)。
高価なバッテリーなので取り扱いは慎重だ。


オフロードコース内に周回ルートを造り交替で走行訓練をする。


小雪が舞う中、一瞬だけ富士山が見えた。


ソーラーパネル12枚、風車2機を組みあげて記念撮影。
一歩一歩だが南極へ向けての備えが整って行くのは嬉しい。


TOP