過去の活動


2006年05月26日(金)
PHEV(プラグイン・ハイブリッド)走行テスト

さて、この日は先日シェイクダウンに漕ぎ着けた「SJ2001 PHEVバージョン」の追加作業と走行テストだ。
前回のテスト時には荷台の上に置いただけだった「EVメルテック」製の特注充電器を、ロールバーを利用した棚を作って上下2段に置き、発電機もステーを取り付けてガッチリ固定した。
更にはBピラーを利用して充電器を雨から守るビニールの仕切りを取り付けた。
これで多少の雨なら耐えられそうだ。

テスト走行は作業に参加してくれた大津隊員の帰路に合わせてZEVEX第1PIT(川崎市・麻生区)から第3PIT(大和市)までの約20km。
SOCが下がると充電器のヒューズが飛ぶので、とりあえず往路はいきなりハイブリッド走行で走り出す。

ドライバーは斉藤隊員、コ・ドライバーには私(鈴木)が乗って別テスターでバッテリー電圧を確認しつつ走る。
アップダウンの激しいR246を流れに乗って走行するがかなり調子は良い。
Loレンジを使っているので信号で坂道発進をしてもヒューズは飛ばない。
途中人間の用足しの為にコンビニで止まっただけで、ほぼノンストップで大津隊員宅まで到着してしまった。

本来ならここで発電機を止めて、第3PITのコンセントで充電するのがPHEVの運用方法なのだろうが、隣の小屋に置いたERKを触っていて発電機を止めるのを忘れてしまった。
この時点でバッテリー電圧は完全に満充電に戻っている。
その分発電機の燃料は多く使ってしまって、まあガソリンエンジンの時代と大差無い燃費だった。
車重が1.5倍くらいに重くなっていることを考えれば、これでも効率は向上していることになるのだろう。

帰路は同じ道を「SJ2001」号単独で戻る。
夜間走行になったのでライトも点けるが発電機で電気を補充されていると思うと安心だ。
ゴールにかなり近くなった所でガソリン節約の為に発電機を止めてピュアEV走行に移る。
結局、電気をかなり残して斉藤隊員宅に無事到着。
帰路は若干ガソリンの消費量が少なかった。
でもまだまだ燃費向上の為に工夫する余地はありそうなのでテスト走行を重ねて美味しい所を見つける予定だ。


12V系に電気を送るDC/DCコンバーターを取り付ける斉藤隊員。


標準品には無いロールバーの追加されたステーを利用して棚を作って充電器を置いた。


発電機は2機並べてリアに置く。
全天候型なので雨がかかっても大丈夫。


大津隊員宅でガソリンを補給。
発電機を止めるのを忘れていたので消費ガソリン量はLJ50時代の燃費とほぼ同じ程度だった。
帰路はピュアEV走行を多少含めたので若干燃費が向上した。


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