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2004年05月08日(土)
"ケンジ・ステファン・スズキ"氏講演会 at 風のがっこう京都


自然エネルギーの先進国であるデンマークに住む日本人"ケンジ・ステファン・スズキ"氏の講演会が、京丹後市に有る「風のがっこう京都」で行われたので聴きに行って来た。
以前、「デンマークという国、自然エネルギー先進国」(合同出版)という氏の著作を読んでいたので興味があったのだ。

会場となった「風のがっこう京都」は、見事なくらい何の展示物も無い只の会議&宿泊施設。
徒歩10分で太鼓山の大型風車群(ラガウェイ製)が有るものの、資料館的なイメージを勝手に持っていた私には少々拍子抜けだった。

講演の内容は基本的に氏の著作に沿った物なので割愛するが、「国民が政府に情報開示を求めて、黒塗りの部分が残ったままの資料が出て来ることなど有り得ない」というデンマークの話が印象に残った。

「この国の先は短いな」との思いが、予想から確信に変わる講演だった。


羽根の無い小型風車が佇んで居た。
一見ゼファー製に見えるが、これは「ウエストウインド社」のAir403というモデル。
日本の風土に合わないのか、まともに廻っている姿をあまり見た事が無い。


太鼓山の大型風車はオランダのラガウェイ製。
誘導発電風車が主流のデンマークの流れを組む「風のがっこう京都」の周辺に、同期発電風車の雄「ラガウェイ」が建つのも、日本の行政の"場当たり性"を端的に示していて滑稽だ。


「風のがっこう京都」は「スイス村」というリゾートエリアの中に有る。
冬はスキーもできる。
ハーフパイプのコースも有った。


太鼓山のラガウェイ風車は全部で6機。
御多分に漏れず、北欧とはエネルギー量が一桁違う、冬の日本海側の「雷撃」に羽根を折られて先日まで止まって居たと聞く。
羽根の修理費は税金から出るから、1枚2枚折れようが"へのカッパ"だ。



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