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2005年07月17日(日)
日本EVクラブ主催「チャレンジEVミゼットII」05シリーズ第3戦

ARK-1回収隊がポギビを目指していたその頃、日本に残った中野、田邊、勝股の3名はEVメルテックさんの助っ人として、薄井はチームMSRとして、「チャレンジEVミゼットII第3戦」に参戦してきた。
シリーズ第3戦はいつもの耐久ではなく趣向を凝らされた競技になるが、今回も例にもれず。
筑波サーキットのオートレース養成場オーバルトラックを利用しての全開走行大会だ。
しかし、マシンの性能だけで勝負がつかないのもいつもの通りで、「一対一の総当り戦」はあくまでも予選。
予選順位からトーナメントの出走順が決まり、決勝ラウンドまでは速い方が勝ち。

決勝はエコピタ(註:タイムと電気消費率の比率でポイントが決まる)で争われ、決勝で勝ったチーム側の準決勝戦、その前の勝負の対戦相手がそれぞれ2位、3位になる...という「チキチキマシン猛レース」ばりに順位の入れ替わりが激しい大会となった。

ドライバーの動員力を含め、耐久での強さが光るメルテックチームだが、今回のルールでは「一発の勝負」に負う所が大きく、いかにも分が悪い。
決勝に備えてバッテリーを温存するチームもいる中、バッテリー容量の利点を全面に出し、全てのヒートで全開走行での勝負を敢行した。

が、トップスピードの差を埋められず予選は9/10位。
決勝トーナメントでも1回戦敗退となってしまった。

尤も、今回のレースで05シリーズの動向が面白くなってきたことは確かであるし、競技の楽しさを広げる展開としても全然ありだろう。

ミゼットII独特のユーモラスな車体で繰り広げられる静かなレース。
ZEVEX同様、「EVの楽しさ、クルマの楽しさ」を伝える一つの手立てになったら...と切に願う。

次回は第4戦「EVフェスティバル」。
大いに期待したい。。


スタート直後のターン1で頭を取るメルテックチーム(ドライバー:田邊)。
スタートダッシュの速さがメルテック・ミゼットの強み。


走った直後の笑顔が印象的な中野、田邊。
このシリーズには何とも言えない楽しい魅力があることの証明。


ヘルメットで表情が見えないが(おいおい)、薄井も笑顔である。
チームMSRは実に惜しいところまでいったのだが...


子勝の目が笑っていないのは、トーナメント初戦のターン3で抜かれたことが悔しかったらしい。
レースを繋げたかったっす。


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