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2006年07月30日(日)
24時間耐久レースに向けて「VEX KART 011」をカスタム

1週間後となった世界初の電気自動車による24時間耐久レース「筑波ERK24時間耐久レース」。
その本番に向けてこの日はマシンのカスタム作業を行った。
クラスとしては一番遅い「ZEK01」にエントリーだが、レースなのだから「戦えるマシン」にして本番に臨むのはある意味マナーだ。
サーキットは門外漢のZEVEXとはいえ、最低限のやるべきことはちゃんとやる。

24時間と言えば当然ナイトセッションがあるので、夜間走行用のカスタムがレギュレーションで決められている。
35W以上の前照灯と左右に充分離したテールランプの取り付けが必要だ。

この日はその他にもサイドBOXの取り付けなどかなりの作業量があった。
サイドBOXは強制ではないが、安全の為サイドBOXを取り付け、ドライバーは肋骨保護用のプロテクターだけは着用して走ることにした。
本来は冒険チームなのだから危険に対する姿勢が慎重なのは当然のことだ。

車体だけではなくて、バッテリー側にも細工が必要だ。
大量の交換用バッテリーが必要な24時間耐久レースに向けて、普段使っているオプティマだけでなくパナソニック製のバッテリーも使用するので、バッテリー交換が容易にできるようにターミナルに細工を施さなければならない。
こいつが結構手間を喰う...のと難しい。

そんな訳で、結局日曜日は作業を残して終了。
私(鈴木)は翌日PHEVのデータ取りを行う必要があったので、大津隊員宅に泊めて頂いて、翌日PHEVを充電しつつ残った作業をこなすことにした。
やる予定だった整備作業の幾つかは行わないまま本番を走るしかない。
手配した多くの新品部品がスペアパーツとなるわけだ。

翌日早朝から作業に取り掛かって、日中一旦斉藤隊員宅からPHEVで大津隊員宅へ走行し、充電時間中に最後の仕上げ作業を行って帳尻を合わせた。
何ともレース前から「耐久」だ。


レインタイヤを買う予算は無いので、何時間か走行した中古タイヤをグルーバーで彫ってレインタイヤを作った。
俗に言う「カットスリック」だ。
何となく「らしく」見えるから笑える。


バッテリー台が出っ張っているのでサイドBOXは要らないか?とも思ったが、安全を優先して取り付けることにした。
お陰でトランポにそのままでは載せられなくなってしまった。(幅が当たるので)


ヘッドライトも無事点灯。
ライトビカビカが大好きの四駆野郎らしく、レギュの最低基準を大きく上回る55Wの2灯付けだ。


パナソニックでもワンタッチカプラーが使えるようにオプティマと同じJISの「大」規格のターミナルを糸鋸で切り取ってパナソのターミナルに融合する。
根元から綺麗に切る必要があって、結構時間がかかる。


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