過去の活動


2007年02月24日(土)-2007年02月25日(日)
ZEVEX南極へ向けてのトレーニング(寒中テント設営・野営・そり牽引)

昨年の体力トレーニングから約1年。
体力トレーニングに関しては、夏の間も銘々が維持・増強に努めていたので、南極点アタックのスポンサーが何時決まって、「明日行け!」と言われても問題無い水準を維持していると思われる。
そこで今年は多少の慣れとコツが必要になる、強風・寒冷な環境下でのテント設営訓練を中心に1泊2日のスケジュールでトレーニング会を行うこととした。

暖冬で雪が無く、トレーニングの日程がなかなか決められなかった強化チームメンバーだったが、「週末は風が吹くでしょう」...との天気予報を見て、「これが今年最後のチャンスかも?」と思って、急遽この週末に日程を入れることにした。

麓には雪は全く無かったが、8合目付近からは一面の雪景色に一変した。
けれども肝心の風が無い。
それでも山頂の空地に到着した土曜日の午後にはまだ多少の風が有ったので、テントを出して設営と撤収の訓練を繰り返す。
ZEVEXの手持ち機材の中には、山岳用テントは古〜いDUNLOP製の物がひと張り有るだけなので、チームの組み合わせを変えて何度か行う。
風が弱過ぎて現実味に欠ける訓練だったが、贅沢は言っていられないので、足らない部分は想像力をたくましくして補って可能な限り成果を得られる訓練にした。

今回は訓練中に摂る食事に関しても、南極アタック本番を想定してアルファ米やペミカン等、現実味のある食糧のみ食べることを許した。
多くのメンバーが集まれるのは短い時間だけなので、最大限有効な訓練になるように心掛けてプランを組んだ。

夜はとっとと寝て、翌日は昨年もやったそりの牽引訓練。
今年は40kgの重りを積んでトレーニングを行う予定だったが、天気も良いので朝から近くの山頂までそりを牽引したまま行くことになったので、重りは20kg以上で各自に任せた。
私(鈴木)は水が入ったポリタンとテントで約25kgといったところだった。

サラリーマンが主力の冒険チームなので、合同訓練は土日の日程が多くなるが、今回も短いながらもモチベーションが上がる訓練だった。


天気が良くて雪が積もった山塊も、その手前の雲海も非常に美しかった。


テント設営の初めは風上側のペグを一本打つことから。


フライをかけて終了。
南極じゃあ内張りも必要だろうな。


入口は「吹流し」だ。
最近こんなテント見てないなあ〜。


夜、テント内でくつろぐ和泉隊員と小笠原隊員。
共に「準強化チーム」からの参加だ。


かつて「エベレスト登山隊」も支えた伝統のDUNLOPテント...だが、正直そろそろ新型が欲しいぞ!!と感じてしまう古さだ。


日曜日はそりの牽引訓練。
近くの山頂まで往復する。
このトレーニングは去年もやっているので全く問題無し。


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