未来観測 つながるテレビ@ヒューマン 【総合テレビ】毎週日曜よる 11時00分〜11時40分

明川哲也の“陽はまた昇る…”

テレビで、明るい未来を!
悩み多き現代人に向け、音楽と言葉のコラージュで“勇気”をプレゼントしたい。やりきれない思い、苦しい気持ちを、明川さんに送ってください。「闇」の中、「孤独」の中、「挫折」の中から立ち上がる“新しい門出”にエールを送る“陽はまた昇るショー”。 全く新しいスタイルの視聴者とのつながりを目指します!

2007年12月2日放送

今週の主人公目指せ南極! 夢の電気自動車
ZEVEX代表 鈴木一史さん(43)の挑戦

市販の車を改造し電気の力で走る自動車。鈴木一史かずしさん(43)は、この排気ガス・ゼロの車で冒険することを目標に掲げる市民グループ「ZEVEXゼベックス」の代表だ。やるからにはと、大きな目標を定め、活動を始めたのが7年前。太陽光と風力によって発電する電気自動車で南極点を目指すという1200キロの過酷な旅を成功させようとしている。

「これ(電気自動車)が普及すればまったく環境が変わる」

鈴木さんは、京都で3代続く和菓子の化粧箱を作る職人。休日に、新幹線を利用して3時間半かけ、車作りの作業場のある川崎まで通っている。若いころから、車好きだった鈴木さんは、国内外でラリーに参加してきたが、ある日マレーシアでのレース時に転機が訪れた。
ジャングルの中に排気ガスをモクモク出しながら、川を渡ると水面にススとも油とも言えないどろっとしたモノが浮いている・・・。そんなシーンを目の当たりにした鈴木さんは、排気ガスを出さずに走る車を作ろうと決意。その想いに、80人の仲間が賛同した。

「もちろん世界初をやってみたいということがあるけれど、電気自動車を中心にした車社会が成立できるんだということを示したかった。南極で走れるならこのあたりでも走れるだろうと」。
そんな想いで動き出した夢のプロジェクトだが、マイナス40度のブリザードの中で走る電気自動車を本当に作ることができるのか。そして輸送費用およそ8000万円を集めることができるのか。問題は山積している。

この日、神奈川県川崎市から江ノ島までの40キロメートルを4時間半で走る予定で、公道の走行訓練を行った。しかし、走り出してまもなく、急な上り坂で突然車が止まった。20分後に走行再開したものの、再び停止。…結局江ノ島に着いたのは予定より3時間遅れの夕方5時。厳しさを味わったテスト走行となった。

しかしそこには、壁に立ち向かう鈴木さんたちの姿があった。
「何か手応えを持ちたい。結果がどうであろうと俺はやったぜと、俺たちZEVEXはやったんだ!って、手応えがほしい。そういう想いです」

現在3台目の車を製作中。技術的な面では一歩一歩壁をクリアしている。資金面ではまだまだ問題があるものの、いまでは100人になった仲間たちは「人生を豊かにしてくれる、いちばんの財産」と鈴木さん。

21世紀型の未来を目指して、夢がかなう日まで。
鈴木さんたちの挑戦は続く。

陽はまた昇る
友よ

一人で月を仰いでいた 一人で森を駆けていた
夜明けがあんまり澄んでいて 誰かにあげたいと思った
そうしたら友達が現れて 二人 崖っぷちで笑った

ねえ 友よ この世はとても美しいところだね (そうだね)

気付けば友達は増えていて みんなで行進をしていた
夜明けの入り口を探して 新しい青空知るため
生まれた光を泳いで 輝くすべてを祝うため

ねえ 友よ 道は厳しそう でも このまま進もうね (そうだね)
ねえ 友よ ボクらこの世を愛、愛、愛しているんだね  (そうだね)
ねえ 友よ ボクらこの世を

(作詞:明川哲也 演奏:アンド・サン・スー・チー)

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