過去のアタック

概要・走行ルート 公式記録 2007年05月09日(水) 2007年05月10日(木) 2007年05月11日(金)
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2007年05月09日(月)
PHEV日本列島縦断の旅
北海道ステージ


「プラグインハイブリッド日本列島縦断の旅」は、2007年05月09日(水)午前09:30に始まった。
スタート地点の宗谷岬にはTV局2局、新聞社1社が取材に来て下さった。
前の世紀から電気自動車の活動をやって来て、これまで色々なプロジェクトを実行したが、その経験の中でも今回はメディアからの反響が多い。
やはり環境問題への関心が日々高くなっている証拠なのだろう。

インタビューを受けるのは当然マシンのすぐ脇になるわけだが、発電機を廻していると煩くて邪魔になるし「ピュアEV走行もOKよ」という部分が伝わらないので、本当はスタートギリギリまで充電しておきたかったが、かなり早めに充電を止めた。
結果、バッテリーの充電水準70%くらいからのスタートになってしまった。

日本列島縦断の栄えあるスタートドライバーは、ZEVEX強化チームメンバーの上山岳志隊員にお願いした。
ピュアEVで日本列島を縦断した先駆者は居るが、プラグインハイブリッドで列島縦断に挑むのは我々ZEVEXが初めてだ。
21世紀の「くるま社会」に小さな足跡を刻んだ上山隊員だった。

さて、スタート後第一の目的地は28km先の「オートバックス稚内店」。
私(鈴木)が連載を書く「CAR JOY」誌が、自動車用品小売業協会(APARA)公認雑誌であるツテを頼って、オートバックスさんで充電をさせて頂けるようにお願いしておいたのだ。

当初の予定では、バッテリー保護の為に休み休み行くつもりだったが、TV取材班から「お昼のニュースに間に合わせたい」との要望が出て、走行シーンの撮影をする為にかなりの距離をノンストップで走った。
お陰で「オートバックス稚内店」さんには予定より早く着いたが、バッテリーには無理をさせてしまった。

「オートバックス稚内店」さんで充電中に、「FM North Wave」の「G-1 Motion」という番組に電話取材を受けることになった。
ZEVEXがラジオに登場するのは初めてではないが、電話出演するのは初めてだった。
「生放送」となると05年の「愛・地球博」以来になる。

オートバックスさんを出て、次に向かった充電ポイントは18km先の稚内市勇知「勇知機械センター」さん。
予定では楽勝にピュアEV走行で走り切れるハズだったが、2km程手前で、バッテリー電圧が思った以上に落ち始めた。
今から思えば既に死んだバッテリーが出ていたのだろうが、道端に止まって10分程発電機を廻して充電して「勇知機械センター」さんに到着した。

「勇知機械センター」さんでは藤原社長を始め皆様に歓迎して頂いた。
03年の北海道アタックIIでも我々のことを見掛けたとのことで、ZEVEXと北海道との「縁」を感じた。

この日3番目の充電ポイントは、個人的な希望で「豊富温泉」に飛び込みで交渉するつもりだったが、「勇知機械センター」さんを出て20kmも走らない前に、バッテリー電圧が急激にドロップを始めた。
各バッテリーバンクの電圧を計ってみると、2番と3番がおかしい。
とりあえず少し発電機で充電してみるが、やはり1kmも走らない間に電圧が落ちる。
3番バンクのバッテリー温度も高い。
大切な電気が熱になって逃げているようだ。

そうこうしている内に暗くなって来た。
この日の宿は「鏡沼海浜公園キャンプ場」に予約を入れてある。
電話をしてみるとチェックインは夜9時までだと言う。
立ち往生している現場からキャンプ場まではまだ30km以上有るので、この場で(道端で)バッテリーを降ろして修理作業を行っていると門限に間に合わない。
...ということで、ピンクのリボンが巻かれた道端の杭を目印に、この日のゴールはここまでとして、キャンプ場までは伴走するハイラックスで牽引して行くことにした。
チェックインを済ませて修理をし、明日はこの杭まで戻って来てここからスタートすることになる。

というわけで、長くなるので続きは明日の日記にて。


スタート地点の宗谷岬。
右手に見えるのが本州最北端のモニュメントだ。


スタート前にTV局のインタビューを受ける鈴木。


スタートドライバーは上山岳志隊員にお願いした。


「オートバックス稚内店」さんで充電中のSJ2001PHEV。
流石に勉強熱心で、プラグインハイブリッドというシステムに関して色々と質問を受けた。


歓待して頂いた「勇知機械センター」さん。
「ZEVEXさん何年か前にも稚内に来てたよね?」と言われてビックリ。


牽引準備中のハイラックス & SJ2001。
SJ2001のすぐ後ろの道端に、ピンクのリボンが巻かれた杭が有る。


キャンプ場にチェックインしてバッテリーの交換作業中。


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