過去のアタック

概要・走行ルート 公式記録 2007年05月09日(水) 2007年05月10日(木) 2007年05月11日(金)
2007年05月12日(土) 2007年05月13日(日) 2007年05月14日(月)


2007年05月11日(水)
PHEV日本列島縦断の旅
北海道ステージ


留萌のライダーハウス「留萌ミツバチハウス」を朝7時前に出発。
青息吐息のバッテリーだが、今日1日持てば、札幌の本庄サポート隊長宅に8個の新品オプティマが届いている。
アタックチームのピンチに「強化チームメンバー」が緊急カンパを集めてくれて、札幌でダメバッテリーを交換する手配が整ったのだ。
ありがたいことだ。
仲間の協力で一歩一歩プロジェクトが進んで行く。
その先に南極点があると信じたい。

バッテリーにとって、この日一番の難関は留萌を出てすぐの「美葉牛峠」。
勾配は急ではないがダラダラと登りが続く。
他の車の邪魔にならないように...と早朝の出発を決めたのだが、何故かダンプがコンポイでボンボン来る。
北海道の朝は早いのか?そのコンボイの隙間を縫って休み休み峠を登った。
まあ細かく休憩しながらの登りでバッテリーには良かった様子だ。

峠を一気に下って、この日最初の充電は道の駅「サンフラワー北竜」。
飛び込みだったが事務所に交渉して何とか充電の許可をもらった。
やはり「北海道新聞」さんで紹介して頂いたのが効いている様子で、交渉がスムーズに進む。
この「サンフワラー北竜」には温泉もあるので、温泉にも入りたかったが、後半を担当する薄井隊員と滝川で合流することになったので先を急ぐことにした。

「サンフワラー北竜」から暫くはピュアEVで走行。
滝川市に入った所で電圧が落ちて来た。
この程度なら本来は後4〜5kmはピュアEVで引っ張る局面なのだが、バッテリーにトドメを刺すわけには行かないので、国道12号線に出る手前でハイブリッドシステムをON。
国道12号線に乗った途端に応援に駆けつけてくれた北海道のZEVEXメンバー「泥坊主」こと正平氏と鉢合わせした。
現在旭川在住のこの正平氏がZEVEXの最北端メンバーになる(サハリンの契約エージェントを除けば)。
点々とでも全国各地に仲間が居るのは心強い。

滝川駅で、ここまでSJ2001PHEVの運転を担当してくれた上山岳志隊員が仕事の為に帰途に着く。
上山君は年1回の貴重なリフレッシュ休暇をこのアタックの為に使ってくれたのだ。
換わって滝川駅から運転を担当するのはZEVEXの技術アドバイザーでもある薄井武信隊員。
2001年に日本EVクラブ主催の「2001年充電の旅」でドライバーを努めた。
電気自動車ドライブの経験は豊富だ。

事前に広報さんを通してお願いしておいた「オートハローズ滝川店」に行く。
ここで2時間ほど充電する。
ここからは国道12号線の長い直線をひたすら走る。
次の充電は岩見沢。
どう考えてもバッテリーが持たないので、初めから発電機を廻して走る。
それでもず〜っとは走れない。
連続走行するには充電器も発電機も小さ過ぎるのだ。
せめて今のシステムの3倍の出力が必要だ。
資金さえあれば解決する問題なのだが、バッテリー代にも事欠く現状では致し方無い。

夕方5時、岩見沢の「北海道スパー岩見沢大和店」に到着する。
アタック後半を担当するもう一人のメンバー輿石知典隊員はこのスパーで待っていた。
お父さんとお茶を飲みながら(笑)。
ここはSNS「mixi」で知り合ったレディース・ドリフトマニアの御実家なのだ。
ここではお父様にえらく歓待されてジンギスカンを御馳走して頂いた。
流石本場のジンギスカンは美味い。
稚内をスタートして以来、ろくな食事をしていなかったのでとっても幸せな気分だった。
滝川で引き上げた上山隊員に申し訳無い気持ちだった。

「北海道スパー岩見沢大和店」さんではブレーカーが別の2つのコンセントから充電させて頂いたので(ブレーカーを落とさないようにする為と充電も速い)、それなりの量の電力を充電できたが、本庄亭まではもたないので、時間が遅いことも考慮して(バッテリーの交換作業もあるし)ハイブリッド走行で走る。
23時本庄サポート隊長のファクトリーに到着。
早速バッテリー交換の作業に入る。
1時間余りで8つのバッテリーを交換し、充電器をセットして本庄宅へ引き上げる。
その後お約束のビールで乾杯。
ジンギスカンの時に呑めなかったので無茶苦茶旨い一杯だった。


「サンフラワー北竜」で充電。
わざわざ外壁コンセントのブレーカーを上げて頂いた。
最近マナーの悪いオートキャンパーの「盗電」に悩まされているとのお話だった。


「オートハローズ滝川店」。
「オートハローズ」は「オートバックスグループ」なのだ。


「北海道スパー岩見沢店」さんにて充電。
○和子嬢はD1好調らしい。


強化チームメンバーの緊急カンパで購入できたオプティマ。
電気だけではなくて、仲間の「想い」も詰まったバッテリーだ。


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