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2005年02月23日(水)
EV-4WD間宮海峡ゼロエミッション横断チャレンジ


[アタック日誌]

朝、相変わらずゴーゴー唸りを上げて吹雪くブリザードの音で目覚める。
雪は昨日より若干少ない様子だ。
しかし、降雪というよりは風で一旦積もった雪が飛んで来る方が遥かに多いので、吹き溜まりはどんどん深くなり状況は悪化して行く。

朝10時半。
そりの前側に搭載した発電機に不調が発生。低速で回転が安定しない。
不調の原因は恐らくそりBOX内に熱気が篭り過ぎている為だと思われる。
プラグを交換し、換気の為の窓を追加すると調子が戻って一安心。

15時半。
スノモ隊隊長バロージャとワシリーの3人で、海岸線までのルートの偵察にスノモで出発。
昨年の第3次調査時のビデオでは歩くスキーを担いで通っていた道が、ズッポリと腰まで埋まる吹き溜まりでそこここで塞がれている。
雪の多さは予想以上だ。

偵察では街の北側から海岸線に降りて南側から戻って来た。
南側の方が道と海との距離は近いが、ポギビへは大きく遠回りになるので、北側のルートを使おうと相談がまとまる。

16時半。
バロージャがそりのスキー板が弱いから緊急用のラダーそりをスキー板の下に付けろと言っている...とワシリーが騒ぎ出す。
走行抵抗が大きくなることが気掛かりだったが、この男は騒ぐと煩いので一応言われた通りにする。

今日の出発延期で日程の余裕が無くなってしまった。
何とか明日は出発したいものだ。


(画像は21日の試走時のものです)
そりの内部は上下2室に分かれる。
TOPBOXにはソーラーパネルと単管が収まり、下段中央部のオプティマを挟んで2機の発電機が前後に搭載される。



[アタック期間中に衛星電話で伝えられた速報]

02/23(Wed)
先発隊@ビアフトゥ JST22:22 天候=昨日よりはマシだが吹雪

昨日の吹雪は今日も回復しなかったので出発できなかった。
日程の問題もあるので、寒さが一層身にしみる。

宿舎から海岸線に出るまでに道には深い吹き溜まりがあり、海岸線に出てから約50kmくらいは氷結した砂浜。
その先からポギビまでが氷結した海上を行くことになる。
その道程にも吹き溜まりや段差が多く、発電機を積んだソリは構造的に弱そうだ、と現地の人が言う。
急遽ラダーを改造してソリを作り、その上に機材を載せるコトにした。
出発できないのは仕方ないとしても、時間をムダにはしないぞ!!

さて明日は・・・回復するのだろうか?
もし回復しなくても、せめて海岸線取り付きあたりの雪面(氷面)の様子をレキするつもりだ。 (O)


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