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2005年03月11日(金)
EV-4WD間宮海峡ゼロエミッション横断チャレンジ


[アタック日誌]

この朝、残りの手続きを鈴木に引き継ぐ手続きを済ませて谷口社長が帰国した。
「四駆のことならなんでも知ってる」ような顔をしている4WDショップの親父連中だが、水準以上のオフローディング経験を持つ人は少数。
その少数からジャングルを大名行列の如くゾロゾロ進む催事を除外すると、私の知る限りは「この人は」という人物がほとんど居ないから何とも恐ろしい業界ではある。

もちろん、日本国内でもハイレベルなオフローディングのシュミレーションなら可能だから、「きっとそうなんだ」と無理矢理信じることにしよう。

たった1台だけの4WD、それも自分で造った電気自動車で、氷点下30度の凍った海の上を走った4WDショップの社長は谷口社長が間違い無く初めてだ。
その全ての行程を経験した世界でたった4人の一人でもあるわけだ。
業界内でも信頼の厚い谷口社長の口から、現実の4WD冒険の素晴らしさ楽しさ、そして厳しさが伝わって行くことを願う。

この日は昼前にワシリーと共にコルサコフへ行くが、金を払うと決めないと正確な見積もりは出せないと言う、何じゃそりゃ!?日本ではそれを「見積もり」とは言わない。
当然「払わん」と言ってとっととユジノへ戻る。
何の交渉もしないワシリー、実に役に立たない。
今日もタクシー代を損しただけだった。

13時、領事館へ報告に寄ると、ロシアに電気自動車は無いので細かい金額はわからないが、400万円という関税の金額は有り得ない...と関税局長から回答が来たと教えてもらった。

16時、現地会社のオフィスで、明日別の通訳(ワシリーではない)を呼んで、スノモチームとトラブルになった細かい事実関係を確認する「場」を作ってもらうことになった。


北緯51度30分周辺の氷結海上で、流木をドライバーで割って焚き火を維持する谷口社長。
日本でただ一人掛け値無しの「4WDの冒険」を経験したショップオーナーになった。



[アタック期間中に衛星電話で伝えられた速報]

03/11 (Fri)

鈴木@ユジノサハリンスク 15:07JST

税関に支払う額の見込み金額のこと。

先に通訳から総額\400万と云う途方もない額が伝えられていたが、領事館が間に入り、正しい通訳の結果、単純な通訳ミスで、1桁違いの\40万だったと判明。
だたし、この金額はまだまだ不確定な金額だ。

明日が元々の持ち帰り期限。
税関での事情聴取はその期限を過ぎてからでないと始められない。
ロシアではそのようになっているらしい。

具体的な金額は事情聴取が済んでからになるが、期限を守らなかった罰金をも課せられることになりそうだ。
だから、事情聴取は車両の所有者か同胞の代理人が受けるべきこと。
なるほど、ロシア人では代行できないはずだ。
鈴木が残留したのはこういう事情だが、明日・明後日は土日税関は休みなので事情聴取は月曜日になる。
このぶんで行くと事情聴取の直後に金額が提示されることはなさそうだ。

待つだけの時間はなんともつらい。  (O)


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