過去のアタック

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2005年03月14日(月)
EV-4WD間宮海峡ゼロエミッション横断チャレンジ


[アタック日誌]

朝領事館へ行き、ユジノの税関本庁から届いているハズのレターを受け取る予定だったが、未着とのことで暫く同じビルの階下に併設されている資料室で待つ。
...が、結局「明日になる」とのことでモニェロンに引き上げる。
昼前になってワシリーが部屋へ尋ねて来て、「コルサコフ税関に手続きに行くか?」とのたまう。
当然答えは「ニエット!!」。
金曜日に「払わん」と言ってコルサコフ税関から戻って来て以来、私側の事態は何も動いていない。
「社長と税関当局との交渉に進展でも有ったのか?」と聞くと「無い」という。
じゃあ何の為にコルサコフへ向かうのか?
安くないタクシー代を払って...
このおっちゃんロシア人の思考は読めん。
もしかしたら何も無いのか!?
まあ考えるだけ無駄なので、早々にお引取り頂く。

午後、現地アレンジ会社側の動きを聞こうとオフィスへ向かうが留守。
社長のギックリ腰はまだ良く無いのか?
近くのカフェで時間を潰して再びオフィスを訪ねてみるがやはり留守。
メッセージを残してドアの隙間に挟んでおく。

夕方6時、メッセージを見た社長から電話が来て、税関当局と進めていた交渉が成功裏にまとまった、関税の支払いには暫くの猶予が与えられる...との話。
日本領事館から口添えして頂いたのが有効に働いた様子だった。
まあ最後の最後までわからないのがサハリンなので、諸手を挙げてとは行かないが、ちょっとはホッとした。

夜有料シャワーを浴びたのだが、頭を洗っていると指に何か引っ掛かる。
見ると右手の中指に何かぶら下がっている。左手でピッと引っ張ると取れたので、良く見ると事務で使う「指サック」が如き物体...
一瞬「指が取れたか!?」と焦ったが、右手を見ると指は全部揃っている。
シャワーのお湯でふやけて、凍傷でやられた指の皮だけがペロリと剥げ落ちたのだ。
あー驚いた!?


「思考パターン」が私にはまるで読めなかったロシア人通訳ワシリー。
夏の4WDサハリンツーリングの様な、9割以上動きの決まったツアーなら問題無かったが、「冒険」活動には向いていないと分かった。



[アタック期間中に衛星電話で伝えられた速報]

03/14 (Mon)

鈴木@ユジノサハリンスク 21:08JST

日本領事館を訪ねたら、税関からの回答レターが得られるのは明朝になると伝えられた。
公式な書類が得られることが判明したからには、コルサコフ税関へ出向くのはそれからにしたい。
したがって、対税関では今日も動きはない。
この先、税関への事情説明があるのだが、過去に数字でミスがあった通訳では心許ないので、領事館から通訳派遣会社を紹介してもらった。


...
国内の動きとしては、鈴木さんが帰国するにあたって支払うべき、ARK-1に掛かる関税と持ち帰り期限不履行の罰金に当てるための資金の送金手続きを、本日午前中に済ませました。
その際に先方の逼迫した事情を説明したら即刻処理が促され、早ければ明朝の午後、遅くとも明後日の午前中には現地で引き出せることになったようです。
鈴木さんも現地の銀行で進展状況を尋ねたようです。
引き出しは、早ければ明朝の午前中に可能と知らされ
「オレってそんなにみすぼらしいのかなぁ...」
と苦笑してられました。  (O)



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