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[アタック日誌] この日は朝から嵐だ。 前日に谷口社長が帰国してからは、私も部屋を変わって、ツインからシングルへ、それも安いので有名なモニェロンの更に一番安い部屋住まいになる。 TVはもちろん水道も無い。 モニェロンには英語の達者なスタッフもほとんど居ないので、辞書で引いた単語を叫んで、後はボディーランゲッジだ。 まあ不便と言えば不便だが、何とかなると思えば深刻に悩む程の問題ではない。 人生にはそうゆう時間も有意義だ。 昼に現地アレンジ会社のオフィスに向かう。 限りなく怪しいワシリーの居ない所で、他の日本語通訳に来てもらって、社長と私の間でスノーモービル業者から"ぼったくられた"経緯の詳細を確認する。 ここで分かったのは、現場から衛星電話で社に事態を連絡したハズなのに、実際には社長には何の連絡も無かったということ。 それが事実だとすれば、もちろんワシリーが故意に伝えなかった可能性が一番大きいと思うが、詳細な事情までは確証を得るに到らなかった。 まあ、ワシリーもバロージャも再度雇うつもりは無いので、今日この時点で優先するべきは社長とZEVEXの今後の関係だと判断し、詳細を深く追求することは敢えて避けた。 夕方モニェロンに戻り、留守番隊の大津隊長と今後の方針についての打ち合わせ。 帰国したメンバー達を中心に、回収の為の資金カンパが開始されているとのことで、限度は有るものの、多少経費が掛かっても「ARK-1」は回収する方向で動くことで大筋の確認を取る。 引き続きメンバー間の意志の調整や確認をお願いする。 ![]() この日の遅い昼食はココ「サヒンセンター」のカフェで食べた。 石油利権に群がる外資系(もちろん日本も外資だ)企業の総本山的なこのビルの中だけは「英語圏」で、私には何となく馴染めない雰囲気が有る。 [アタック期間中に衛星電話で伝えられた速報] 03/12 (Sat) 鈴木@ユジノサハリンスク 15:32JST 土日は税関が休みなので、大きな動きはナシ。 そんな中、ARK-1や補助機材の回収(案)を、現地旅行会社と相談した。 今日のユジノサハリンスクは吹雪だったため、それ以外は、日がな一日ホテルで過ごした。 (O) |