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2005年03月01日(火)
EV-4WD間宮海峡ゼロエミッション横断チャレンジ


[アタック日誌]

スノモチームも同じ小屋に泊まっていたので、盗難を防止する為に夜間は2名ずつ交替でARK-1の横に立番に立った。
天気が良かったので、この日に一気にアタックしてしまうことも考えたが、後発隊から予定通り先発隊に合流したメンバー(森嶋)の他に、予定を変更して後発隊に合流してくれたメンバー(斉藤・小久保)も居たので、先発隊に疲れが溜まっていることも考慮して、この日は出発準備に当てることにした。

EVのシステムチェックも重要だが、一番の準備作業はそりに積んだ8個のオプティマに補充電をすることだ。
と言うのも、コルサコフの港でチェックした時、輸送期間中の自然放電に拠る若干の電圧低下が認められたので、海峡横断に満充電で臨む為には補充電が必要だったのだ。

海峡横断は「自然エネルギー」から発電した電気だけで臨むのが今回のテーマなので、神戸港からサハリンへの輸送中に自然放電して失った電力をガソリン発電機からの電力で補うわけには行かない。
現実にはビアフトゥからの海上走行中に発電機を使っているから、オプティマに入っている電気の何パーセントが自然エネルギー由来の電気なのかはわからないが、日本国内で自然エネルギーを満充電にして、現地で自然放電分を補うことで「ゼロエミッション電力」と言うことにした。
電気に製造年月日が書いて有れば便利なんだが、グローバルスタンダードに倣ってこの方法で行くしか無い。

その為、昼食後ゼファー製の風力発電機とソーラーパネルを設置して、オプティマに補充電を行った。
卓越風向がはっきりしていたことと、気温が低いことで、サハリンでのゼファーのシステムの発電能力は素晴らしいものだった。
特にソーラーパネルは「東海道ゼロエミッションの旅(詳細は国内アタックに)」の時にも見たことが無い90V台で出力しており、僅か2時間程の充電で、自然放電分を遥かに上回る電力を発電した。

「帰路分の支払いは発電機で良いよ」とか言って、何とか我々からもう一儲けを企んでいたスノモチームだったが、私が「もう雇わない」と告げると、意外とあっさり諦めて夕方ビアフトゥへ帰って行った。
やる気になればポギビ〜ビアフトゥ間は夕方からでも移動可能ってことだ。
よくもまあ5日もかけてくれたもんだ。

夕食後明日のアタックへ向けてミーティングを行ったが、夜半から天気が下り坂なのが気掛かりだ。


破損したソリを修復する谷口氏。
さすが老舗四駆ショップのトップだけあって仕事が丁寧だ。



リチウムイオンには自然放電による電圧低下は認められなかった。
手慣れた風車・ソーラパネルの組み上げ作業も、この環境では重労働だ。


風にも恵まれ、天然エネルギーがガンガン充電されてゆく。
日本とは違い、樺太の大地は天然エネルギーの抽出に適しているようだ。


ひと作業を終えて記念撮影。



[アタック期間中に衛星電話で伝えられた速報]

03/01(Tue)

本日も定時連絡は無く、連絡がとれない状況です。
現在位置や状況が分からないので、地図の更新はしていません。 (N)


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